Column2026.07.23

AI時代の新しいエンジニアの姿 ー フォワードデプロイドエンジニアという選択肢

「フォワードデプロイドエンジニア(Forward Deployed Engineer: FDE)」という職種名を、初めて聞いた方も多いかもしれません。直訳すると「前線に配置されたエンジニア」。その名の通り、顧客のビジネスの最前線に入り込み、課題の発見から要件定義、設計、実装までを一気通貫で担う仕事です。

海外のテック企業で生まれたこの職種は、AI時代のいま、ますます注目を集めています。今回は、Live with Codeがこの職種を募集する理由と、どんな人に向いているのかを、飾らずにお伝えします。

なぜいま、この職種なのか

AIの進化で、コードを書くこと自体のハードルは劇的に下がりました。では、エンジニアの価値はどこに残るのか。私たちの答えは「課題を見つけ、技術に翻訳する力」です。

顧客が本当に困っていることは、仕様書には書いてありません。打ち合わせの何気ない一言や、現場の業務フローの中に隠れています。それを見つけ出し、「こう作れば解決できます」と自分の言葉で提案し、実際に形にして届ける。この一連の流れを担えるエンジニアは、AIがどれだけ進化しても代替されにくい存在です。

フォワードデプロイドエンジニアは、まさにこの力を最前線で磨ける職種です。技術に閉じこもるのではなく、顧客と対話しながら手を動かす。自分の提案がそのまま現場の価値になる手応えを、間近で感じられます。

実際の仕事はこんなイメージです

朝は担当する顧客プロジェクトの状況共有から始まり、午前中は顧客との打ち合わせで要望をヒアリング。午後はその要望を要件として整理し、ドキュメントにまとめ、実装で形にしていく。顧客への報告までが1日の流れです。

ポイントは、「聞く・考える・作る・届ける」がすべて自分の仕事だということです。誰かが決めた仕様をただ実装するのでも、提案だけして実装は他人任せにするのでもありません。要望が価値になるまでの全行程に、自分の名前で関わります。

だからこそ、顧客から「ありがとう、助かりました」と直接言ってもらえる。この距離の近さは、受託開発の一部分だけを担当する働き方では、なかなか得られないものです。

「未経験でこの仕事、できるんですか?」

正直な疑問だと思います。答えは「一人では無理です。でも、Live with Codeはそのための環境を整えています」。

Live with Codeでは、週1回の1on1で詰まりどころを言語化し、次の一週間の進め方を一緒に考えます。実装力はCode Compassで、要件を整理する論理的思考力はLogic Compassで、段階的に鍛えられます。顧客との対話も、最初から一人で任せることはありません。先輩の打ち合わせに同席し、議事録を取り、少しずつ自分の言葉で話せる範囲を広げていく。そんな順番で伴走します。

むしろ私たちは、未経験からのスタートに強みがあるとさえ考えています。「わからない人の気持ちがわかる」ことは、顧客の言葉を丁寧に汲み取るこの仕事において、立派な武器になるからです。

技術力より先に見ているもの

この職種で私たちが最初に見るのは、プログラミングのスキルではありません。相手の意図を汲んで、自分の言葉で説明しようとする姿勢です。

打ち合わせで顧客が発した言葉の裏にある「本当はこうしたい」を想像できるか。わからないことを曖昧にせず、「ここがわかりません」と言語化できるか。フィードバックを受けたとき、防御せずに一度受け止められるか。こうした対話の基礎体力があれば、技術は後から必ずついてきます。逆はなかなか難しい、というのが私たちの実感です。

もちろん、プログラミング基礎の独学経験は必要です。ただしそれは「完成度」ではなく、「自分の時間を学びに投資できる人かどうか」を見るためのものです。

向いている人、向いていない人

フォワードデプロイドエンジニアに向いているのは、こんな人です。技術だけでなく、顧客の課題そのものに向き合いたい人。対話を通じて考えを前に進めるのが好きな人。自分の仕事が誰の役に立ったのか、顔の見える距離で確かめたい人。人と話すことと手を動かすこと、その両方に面白さを感じられるなら、この仕事は天職になり得ます。

一方で、向いていないのは、黙々とコードだけ書いていたい人です。顧客との打ち合わせ、要件の言語化、ドキュメント作成——コードを書く以外の時間が相応にあります。また、決められた仕様をこなす安心感を求める人にも、課題発見から関わるこの仕事は難しく感じるかもしれません。

もっとも、いま「向いていない側かも」と感じた方も、それは現時点の話です。顧客との対話は、場数を踏めば必ず上達します。大事なのは、いまできるかどうかではなく、そこに面白さを見出せそうかどうかです。

まずは気軽に話しましょう

フォワードデプロイドエンジニアは、フルリモート・未経験可で募集しています。選考はカジュアル面談から始まるので、志望動機を固めてくる必要はありません。「顧客と近い距離で働くって、実際どんな感じですか?」——そんな質問からで大丈夫です。

詳しい募集要項はこちらからご覧ください。

フォワードデプロイドエンジニア 募集要項

あなたの提案が、そのまま誰かの価値になる。その手応えを、一緒に味わいましょう。